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雪下ろし中の事故を防ぐには|国土交通省・消費者庁の注意点まとめ
一人暮らしの親が雪下ろしをする際の事故を防ぐため、国土交通省と消費者庁が公表している安全対策の注意点を整理します。
公開日: 2026年7月20日 / 更新日: 2026年7月20日
積雪地域で一人暮らしをする親がいると、雪下ろしを一人で行っていないか心配になります。ここでは、国土交通省と消費者庁が公表している雪下ろし・除雪作業時の注意点を整理します。実際に本人へ伝える際のチェックリストとしても使えます。
雪下ろし中の事故はどれくらい起きているか
消費者庁の冬期注意情報では、多雪の年には除雪作業中の事故が年間1,000件以上発生し、100人以上が亡くなるケースもあるとされています。国土交通省も「雪下ろし安全10箇条」を公表し、除雪作業中の事故への注意を呼びかけています。
屋根の上での雪下ろしは高所作業にあたり、転落した場合は落下の衝撃が大きく重症化しやすい点が特徴です。一人暮らしの場合、転落や落雪の下敷きになっても、周囲に気づく人がいないことが最大のリスクになります。
消費者庁が呼びかける安全対策
消費者庁の冬期注意情報では、除雪作業時に次の点を呼びかけています。
- 家族・近所に声をかけてから作業を始める
- 複数人で作業する(一人での作業を避ける)
- 携帯電話を身につけて作業する
- 命綱・ヘルメットを正しく着用する
- はしごは固定してから使う
- 除雪道具は事前に点検・手入れをしておく
除雪機を使う場合は、安全装置を無効化しない、デッドマンクラッチを固定しない、エンジンをかけたまま投雪口に手を入れないことも、国民生活センターが繰り返し注意を呼びかけているポイントです。
離れて暮らす家族としてできること
本人が「大丈夫」と言っても、一人での雪下ろしにはリスクが伴います。家族としては次のような働きかけが現実的です。
- 声かけ・複数人作業ができないか、近隣や除雪代行サービスの利用を一緒に検討する
- 携帯電話を作業中も携行するよう伝える
- 大雪が続く時期は、雪下ろしの予定を事前に電話で確認する
- 見守りサービスのセンサーで、屋内での異常(転倒後に動きがない状態など)に早く気づける仕組みを整えておく
見守りサービスは屋外の雪下ろし作業そのものを見守る手段ではありませんが、作業後に体調を崩した場合や、室内での転倒に気づく手段としては役立ちます。冬の停電時の安否確認については大雪・停電のときに離れて暮らす親の安否をどう確認するか、一人暮らしの冬リスク全般は積雪地帯で一人暮らしの親を見守るときに知っておきたい冬のリスクで紹介しています。
介護・医療の判断が必要なときは
雪下ろしの安全対策や見守りサービスは、事故を未然に防ぎ、異常に早く気づくための手段であり、医療行為や介護度の判断はできません。除雪作業そのものが本人にとって難しくなってきたと感じる場合は、お住まいの地域包括支援センターにご相談ください。